カーミングシグナル


カーミングシグナルとはボディーランゲージみたいな物です。
犬はストレスや不安を感じた時にストレスを軽くする為に行なっています。
狼が相手の攻撃を断ち切る時にも使っています。
狼と違い家庭犬は生命の危機にさらされる事は少ないので、自分を落ち着かせるための手段になっています。
カーミングシグナルは他の犬や人間に友好的に接する為のコミュニケーション手段だと思って下さい。
では、実際にどういった行動をとる事が多いか見てみましょう。
注)カーミングシグナルはその時の状況で変化します。
必ずしも下記に書かれてるものが全てではありませんので、パートナーの行動を観察しましょう


カーミングシグナルを出す部位カーミングシグナルの動作対応方法等
目を背ける 同じ目線で見られる事は恐怖心を与えてしまいます。
立ち上がって上から見るようにします。
またこの時目を細めて、穏やかなアイコンタクトを送ってあげると良いです。
鼻を舐める 見分けるのが非常に難しいカーミングシグナルです。
他の犬がパートナーに近づく時
犬を強く押さえつける時(抱く時)
犬に覆い被さる時
強い口調(怒っている口調)で話しかけてる時
このカーミングシグナルを人間が使う事はできません。稀に舌が長い人が居ますが・・・
まぁ普通はやりません。
あくびをする 相手に落ち着いてほしい時
ストレスを感じた時
パートナーが不安を感じていたり、怖がっている時にオーナーさんがあくびをするのも良いです。
パートナーを怒っている時等口調の強い時等にこのサイン出した時は程々にしてあげましょう
決して眠たいからあくびをしているのではなく、オーナーさんに落ち着いてほしい、もう怒らないでほしいと言うサインです。
眠い時のあくびとカーミングシグナルのあくびを見分けられるようにオーナーさんは観察しましょう。
口をぱくぱくさせる 自分の気持ちを鎮めるため
嫌がる気持ちを抑えるためにするようです。
歯をカチカチならす このシグナルは2つが大まかに考えられます。
威嚇してきた相手を落ち着かせようとする
歯を剥き出しにしていない場合はこちらが考えられます。
威嚇している
歯を剥き出しにし、毛を逆立て、うなり声を出してる場合はこちらが考えられます。
口の周りを舐める 他の犬に対しては、緊張をほぐそうとするシグナルです。
自分が相手に対して敵意が無い事を教えています。
また、ご飯時にも喜びを表現しています。
顔を背ける 相手にリラックスするようにシグナルを送っています。
散歩時パートナーが他の犬に近づき過ぎたりした場合
横を向く こちらも上と同様で、落ち着かせる(リラックスさせる)シグナルです。
他の犬がパートナーに唸った時や急に近づいたとき
子犬が成犬とじゃれている場合、成犬が子犬を落ち着かせる時
犬があなたに緊張している時や威嚇等攻撃的な場合、犬に対して身体の向きを変える等してシグナルを出しましょう。
前足をのばす 前足をのばし、お尻を上げたポーズは『遊びたい!』と誘っています。
他の犬に対して友好的なシグナルでもあります。
前足を上げる 緊張や興奮している時に強く落ち着かせる為に行なっているようです。
家庭犬の場合、喜びを表していると解釈しても良いようです。
体を振る 体をぶるぶる振る仕草は嫌がっている事を意味します。
パートナー自身で嫌がっている気持ちを鎮めるためにおこないます。
オーナーさんはパートナーが嫌がっている事の原因をみつけ、理解してあげる事が大事です。
低い体制を取る 人や犬が近づくと飛びかかるような格好をする時は、喜びと歓迎を表しています。
体を横にそらす 犬同士が近づいたときに、体の横を見せてお尻の方から近づきます。
お尻に近づくのは、犬(猫)が挨拶をする時に肛門線からの分泌液の匂いを嗅いでいると言われています。
横腹を見せる行動は相手に敵意が無い事を示しています。
尻尾尻尾を振る 尻尾を振るのは一般的に嬉しい時とされています。
が!それだけではありません。
子犬の場合であれば、体のバランスを取るために
心に葛藤を生じている時も振るという事です。
またオーナーさんが怒ったりイライラしている時は尻尾を振って落ち着いてもらおうとしています。
動作静止する
動かなくなる
この行動は犬同士のコミュニケーションもかねています。
他の犬がお尻の匂いなどを嗅いでいる時はジッとして動きません。
相手に自分は攻撃をしませんよとシグナルを送っています。
挨拶の一つなので、生後4ヶ月までの子犬で他の犬と遊ばせる機会が少なかった場合、挨拶が苦手になっている場合があります。
気が合わず噛んだりうなったりする場合もあると思いますが、逆に恐くて他の犬が近づくと噛んだりうなったりする場合もあります。
そう言う場合は、大人の犬に挨拶の仕方を教えてもらうと良いです。
オーナーさんはパートナーがこの動作を取ったとき、無理に動かさないようにしましょう。
相手を落ち着かせるために決して動いてはいけないと言う状況です。
動作そっぽを向く まるで関心が無いような態度をとる事もあります。
この行動は嬉しさのあまりその高まりを抑えようとしています。
本当に無関心の時もありますが・・・
動作まるでそこにいないように振る舞う 上記のそっぽを向くと同じです。
感情を抑えようとしています。
動作地面を嗅ぐ 自分のストレスを解消するためであったり、犬同士がであった時などは、歩き回り匂いを嗅ぐ行動をします。
これは自分を落ち着かせようとしていたり、相手にリラックスッしてほしい時のシグナルです。
動作ゆっくりと歩く 散歩中に他の犬を見つけるといったん静止し、その後ゆっくりと歩く事を何度かする。
こういった行動をとった事はありませんか?
これは、相手の犬が自分に対して敵意が無いかなどを確認しています。
(相手の犬のシグナルを確認しています。)
また、自分が近づく場合に、敵意が無い事を相手に知らせている行動でもあります。
動作カーブを描きながら歩く これも散歩中に見る事が多いと思います。
見知らぬ犬と近づくときに、パートナーや相手の犬が真っすぐに近づく事はありません。
ゆっくりと円を描くように近づく事で敵意が無い事を表現しています。
また、初めて会う犬に近づく場合は、真正面からではなく、カーブを描きながらゆっくりと近づく、または方向を変えるなどして自分が敵意を持っていない事を教えてあげましょう。
触る場合は、横腹下を触るようにします、頭や背中は触らないようにしましょう。
動作座る 散歩中に他の犬がパートナーに近づくと座る場合があります。
これは相手に自分は敵意がありませんよと表現しています。
オーナーさんが指示をしないのに座る場合は、何かをしてほしいと思っています。
座る行動は、争いを避けるシグナルとしては有効なので、初めて会われる犬にも敵意が無い事を教えるために背中を見せて座って、相手に落ち着いてというシグナルを送ると良いです。
動作背中を向ける 背中を向ける行動は、相手を落ち着かせるためのシグナルです。
上記にも書きましたが、背を向けて座る事は、相手を落ち着かせるための一番の方法です。
また、攻撃的な犬に自分が近づくときに背中を向けると、飛びつく事ができずに周りをグルグルと回るようになります。
動作伏せる 相手を落ち着かせる最上級の表現で、服従を表しているとされています。
また、食事を待つ時や散歩へ行く時などにこの動作をした場合は、喜びを抑えて自分を落ち着かせるためにとっているとされています。
動作転移行動 気にしないようにする、または、人が背を向けるシグナルを出した時に、ストレスを違う対象へ向けることがあります。
動作どこかへ行く 犬同士が認め合った後にこのシグナルがでます。
相手の犬やオーナーに安心しきっている事を表現しているとも言われています。
動作おしっこをする 上記のように認め合った後でおしっこをする場合は、友達になったよというシグナルです。
その他にも、緊張をほぐすためにリラックスしようとしています。
人でも緊張するとトイレに行く事があります、おなじですね。
動作子犬のように振る舞う 子犬のようにじゃれてくるのは、遊んでほしいと思っています。
子犬のように振る舞う事で自分に関心を引こうとしています。
意地悪く無視するのも(ぇっ!

我が家の葉月は散歩やご飯の時によくジャンプをします。
ブログでも以前書いたと思いますが(?)一度着地に失敗して足を折ってます( ̄Д ̄;)
その後一時期ジャンプしなくなってたのですが、今は折る前ほどはジャンプしないけど、飛んでます(折らない程度に)

この他にも、2匹の間を裂いて入る行動は、例えばオーナーさんが自分とは違う犬を撫でている時に、自分達とは群れが違うんだぞ(自分のご主人なんだぞ)と分ける意味があるようです。

たまに聞く事ですが、噛まれた後に噛んだ所を舐めるのは反省しているのではありません( ̄△ ̄;)エッ・・?
どっちが偉いかわかっただろ?まぁ今後仲良くしてあげるよと言う意味があるそうです。
犬は自分の中に上下関係を作っていると言われますし・・・

カーミングシグナルはストレスを軽くする為の行動という事は最初に書いたのですが。
ストレスが酷くなると、内蔵のトラブルや免疫力の低下によるアレルギー、攻撃的になる等があります。
さらに酷くなると、毛が抜けるようになってしまいます。(人でも円形脱毛症になります)
パートナーも人と同じでストレスを抱えてしまうので、発散できるようにオーナーさんは気をつけてあげて下さい。

このページは以下の本を参考に制作されました。多謝。m(__)m
参考文献
『犬語の世界へようこそ』
トゥリッド・ルーガス著 テリー・ライアン監修 山崎 恵子訳

『徹底解明 CALMING SIGNAL』
平沢 正博著



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